2026-09-05
産業シャフトの多くは「円すいころ軸受」と「深空潤玉軸受」の2ファミリーでカバーできます。見た目は違いますが、実務で問われるのは「どちらが自分の用途に合うか」。本稿ではその答えを素早く出します。
深空潤玉軸受は主にラジアル荷重を受け、小さなアキシアル荷重も許容。安価・高速回転・少量のミスアライメント許容のため、産業の「デフォルト」軸受です。
円すいころ軸受はラジアル+大きなアキシアル荷重を同時に受けます(ペアで組むことで両方向)。歯車箱・ホイールハブ・ピニオンシャフトの主力です。
深空潤玉軸受は高速回転に強く、シリーズにより 10,000~15,000 rpm が限界回転数。円すいころ軸受は遅く、3,000~7,000 rpm が目安。
深空潤玉:シリーズにより2~10分。円すいころ:極めてシビア — 1分のミスアライメントでもエッジ荷重が発生し寿命が大幅に短縮。ペアで組む際は必ずマッチングセットで。
純ラジアル+高速なら深空潤玉。重いラジアル+アキシアル、低速、ペア組なら円すいころ。迷ったら荷重・回転・方向・組立精度をサプライヤーに伝えれば、シリーズ選定を提案してもらえます。